先進的OSと話題の
OSX Lionを我が家も導入してみましたよ。
マイファイルやらAirDropやら新機能がもりだくさん…と思いきやAirDropは我が家のiMacには未対応…そうですか。
気を取り直して、やはり
Lionでひときわ目をひくのは
MissionControl。
巷ですごいすごいと沸き立っている
MissionControlでのスワイプによるデスクトップ間移動。
…これって…あのー、MagicMouse+
BTT+
Spacesを日頃から利用していたMacユーザーは新鮮味に欠けるわけでして…
もうMagicMouse+BetterTouchTool(以下
BTT)の時点でかなり先行ってる感があったもので…スワイプでデスクトップ間移動はもちろんのこと、ブラウザのページ 進む・戻る やExposéなんかもスワイプ、タップに割り当てていたため、
MissionControlに触れた時、哀しいかな「衝撃」というほどのものではなかった。
言ってしまえば、今まで使ってた
Spacesが横一列のレイアウトしか組めなくなったバージョンみたいな。
なので
Spaces9画面をMagicMouseで縦横無尽に操る快感は失われてしまった…デスクトップ5を中心に2本指スワイプで上下左右のデスクトップを行ったり来たり、四角のデスクトップへはスワイプを2アクション、もしくはControl+数字でジャンプ…そんな未来派野郎御用達のクール機能は鳴りを潜めてしまった。
ま、とりあえずControl+数字キーなどの基本仕様は
Spacesを継承しているわけで、先進的に進化したと思うことにしましょう。
Spacesを9画面で使っていたので
Lionを入れたら
MissionControlも9画面で引き継がれていた。
ちなみに
BTTと併用していると左右の2本指スワイプがかち合って変な挙動をするので、
BTT側の設定を削除、しかし2本指スワイプのupとdownが遊んでしまったので、差し当たってファインダーオープンに割り当て。
2本指ダブルタップで
MissionControl起動というのはいい感じ。
BTTにはダブルタップというジェスチャーがないのでこれは便利でありがたい。
今までタップミドル(中央部タップ)でExposé起動にしていたため、自動的にタップミドルでもMissionControlを起動できるようになっていた。
ただ、MissionControlになってからウインドウが重なったまま縮小するので、背後のウインドウが選びづらいという欠点がある…これは改良の余地有り。
OSX Lionはスクロール方向がデフォルトで「ナチュラル(コンテンツ側を移動)」という従来と逆の動きで、ひょっとしたらこの動きが未来標準となるのかもしれないから今から慣れておくのも悪くはないなと思いつつも、OSをアップデートできない仕事の作業環境と挙動が真逆となると少々難儀な話で、ここは涙を飲んでマウス環境設定のスクロール方向を従来方向に戻すことにした。
Launchpadは大いに歓迎。
Dockからアプリケーションへアクセスする、Dock→アプリケーションフォルダ→スクロールという流れは、まぁこれはこれで便利だったけれども、もう少しスマートにならんかなぁと思っていたところにLaunchpad参上、いいじゃないの。
アプリケーションが多いと何ページもスワイプせねばならないが、でもこのスワイプで移動ってのがiPad的一歩先行く感が漂っててええじゃないですか。
ただデフォルトではなんのショートカットもマウスジェスチャーも割り当てられてない。
で、しょうがないから「ホットコーナー」へ割り当てようかと思うも、よく考えたらシステム環境設定の「キーボード」でショートカットを割り当てられるじゃないか。
なのでLaunchpadのキーボードショートカットを「⌘+Option+Shift+L」に…えっ?押すの面倒だって?いいんです!このショートカットを
BTTの「3本指タップ」へ割り当て!
どうですか、もうこれでマウス上に3本の指をスッと添えるだけでLaunchpad起動!そして感動!
別に3本指スワイプupでもなんでもいいんですよ、使いやすいジェスチャーへ割り当てれば。
ちょっとの工夫でこの美味さ、こういうちょっとした手間が「先進」を十分に堪能するポイントなのである。
最後にBTTの現時点で登録できるジェスチャー。
Lionとタッグを組めば無敵だ。