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01/31  マウスからクリックが消える日 ~MagicMouseカスタマイズアプリBetterTouchTool~ 

MagicMouseを使い始めて2ヶ月余り、購入当初こそ「ボタンが減って機能が減った」とド素人丸出しの思考回路で不必要な不安を抱いていたものの、減ったどころかとんでもなく増えていることを悟った今では、手放せないと思うほどに快適に使用させてもらっている。

この「快適」の立役者、縁の下の力持ち、これ無しにはMagicMouseがもの珍しさだけの残念マウスと化してしまうなくてはならない存在、それがBTT(BetterTouchTool)である。

Apple標準のマウス環境設定が、初心者向けと言ってしまえばそれまでだが、信じられないくらいの簡素ぶりで使い物にならないので、カスタマイズアプリがいくつも登場している。

たとえばMagicPrefsというアプリも各ジェスチャーに機能を割り当てられるアプリで、こちらは良くも悪くもいかにもApple的な作りになっており、グラフィカルなインターフェイスで初心者にも取っ付きやすい反面、マニアックなカスタマイズには不向きな、Expose辺りを割り当てられれば十分という人向き。

また他にはマウスジェスチャー、つまりカーソル移動とクリックの組み合わせで割り当てたアクションを実行できるアプリも存在するが、これではMagicMouseの真髄をちいとも発揮することができない。

そこで真打ち登場。

BTTは「MagicMouseはこれほどまでに潜在能力を秘めているのか」と思わせてくれるほどの多岐にわたるカスタマイズオプション、現在でも機能の拡充が活発に図られている頻繁なバージョン更新など、現時点では最高峰のアプリではないかと思っている。

ただBTTの場合表示が全て英語で設定項目も細かくマニアックなため、Preferences画面を見ただけで拒否反応を起こす人も多いと思うが、一つ一つ理解して自分なりの環境を構築したその先に至福の快適が待っているのである。


20100130-1.jpg


まずPreferences画面では四本指のジェスチャーまで設定でき、割り当てるアクションもかなりの数のものがあらかじめ用意されている。

もちろんキーボードショートカットを記憶させることも可能。これだけでもBTTを利用する価値は大いにある。

基本ジェスチャーは、Click、Tap、Swipe、TipTap、Pinchとなっている。

たとえば「Single Finger Tap Left」の場合「タッチセンサー上左側を一本指で触れる」となり、「Three Finger Swipe Down」の場合は「タッチセンサー上を三本指で下にスライドさせる」、「Two Finger TipTap Middle」は「二本指(人差し指・薬指)を置いたまま中央の指(中指)でタップ」となる。


20100130-2.jpg


ちなみに当方はSpacesを9画面使用しているためSpaces間の移動に「control+方向キー」を二本指スワイプに割り当てている。Spaces間移動のショートカット割り当ては一旦Spaces環境設定で「control+方向キー」のショートカットを解除し、BTT側で記憶させてから改めてSpaces環境設定で適用するという、ちょっとしたコツがいる。

タッチセンサーの感度調整も可能で、「Show Live View」で感圧を視覚から確認できる充実ぶり。


20100130-3.jpg


タッチセンサー上の認識エリアも細かく調整できる。

若干中央タップ(昔のマウスで言う中央ボタン)が認識され辛いので、中央タップは使用しないか、もしくはエリアを調整し直した方が良いかもしれない。


20100130-4.jpg


最近のバージョンで加わった「Start/Stop Resizing Window」「Start/Stop Moving Window」というアクションも面白い。

任意のジェスチャーに「Start/Stop Resizing Window」「Start/Stop Moving Window」を割り当てると、そのアクションが発動中はカーソルに追従してウインドウが移動したり拡大縮小したりする。たとえば二本指タップに「Start/Stop Resizing Window」を割り当てると、二本指タップでアクションが発動し、その間はマウスを動かすだけでウインドウが動きに合わせ拡大縮小、再び二本指タップでアクションを停止、となる。



アクションやジェスチャーはまだアップデートで増え続けているので、「何もそこまで必要は無い」というユーザーもいると思うが、初めは基本アクションやショートカットの割り当て程度で使用するだけでも十分お勧めである。



このアプリを使用していて感じたことがある。

いまや「クリック」という動作は不要なのではないかと。

もちろんMagicMouseにもカチッと押し込む「クリック」という機能は存在するが、現在BTTの設定で一本指タップをクリックに割り当てているため、ほとんどの作業が「タップ」つまり触れるだけで事足りてしまうのだ。

環境によってタップが利かない、またはドラッグができないなど、まだまだ発展途上だが、近い将来「クリック」という単語が死語になる日は近いかもしれない。

CMでよく見かける「○○をクリック!」なんてフレーズもいずれ「○○をタップ!」と変わってしまうのだろうか……



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[ 2010/01/31 17:31 ] Mac | TB(0) | CM(0)
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